オーダーについて

オーダー家具というと高額とかデザインにうるさい人のためのものというイメージがありませんか? 実際は、自分のイメージ通りの家具を手に入れるための便利な手段なのです。
世界でたったひとつのオリジナル家具。 オーダー家具をもっともっと研究して上手に利用できるよう木選びやデザインを決めるポイントを紹介致します。

木材の特徴

アムスでは、パイン、オークを始めとして、様々な種類の木を取り揃えております。 人気のパインとオークは、特徴として以下のようなもがあります。

パイン材の特徴

一口にパイン材と言っても松の木の種類はたくさんあります。
唐松、黒松、赤松、紅松、イエローパイン、ポンデロサ、ホワイトパイン、etc...
アムスでは、その多種のパイン材の中から主として紅松、赤松を使用しています。

・紅松(姫小松)
色は淡黄紅色。鋳物の木型に用いられる様に狂いが少なく、年輪が狭く細かい木肌なので家具仕上がりが、落ち着いたシックな出来ばえになります。
・赤松
色は淡黄白色。木目はほぼ通直であり、重硬で強度が高く、節目が適度にあり、 素朴な温かみのあるカジュアルな家具仕上がりになります。

オーク材の特徴

オーク材とはブナ科の落葉樹で、ナラ、カシ、カシワ etc...の広葉樹の総称です。
一般的に家具としてはナラ(楢)材が使用されています。
ナラは木目がはっきりしているのが特徴で、硬く耐久性があるため欧米各地で古くから高級家具に使用されている木材です。
辺材は淡い紅色を帯びた白色、芯材はくすんだ淡い褐色で柾目面に虎斑(トラフ)と言われる独特な紋様が特徴です。
オーク家具塗装は一般的に、素地着色と塗膜着色の2段着色法が用いられており、木目をいかし、茶褐色の高級感あふれる仕上がりになっています。

その他

アムスではその他多種の無垢材を取り扱っております。お問い合わせ下さい。

各デザインのポイント

それぞれの部位においてお好きなデザインをお選び頂くことができます。

脚のデザイン

・ロクロ脚
旋盤(ロクロ台)を使って、キャビネット等の底板の下の台の部分では高さ6cm~8cmの長方形の台輪にしたり、 テーブル等では、丸びを帯びたカットをします。
・はかま脚
キャビネット等の底板の下の正面部分を雲形などにカットしたもの
・テーパー脚/ストレート脚
テーパー脚:脚の内側が下にいくに従って細くなっている
ストレート脚:角のままのストレート

扉のデザイン

キャビネット、デスク、etc...の扉デザインもお客様のお好みで製作いたします。
特殊デザイン以外コストは変えておりません。
框枠(とびら枠)の中に板ガラスを入れることもできます。(特殊ガラスの場合別料金)

引き出しのデザイン

インセット:引き出しの前板が横板とつらいち
カブセ:引き出しの前板が前に出っ張り出ているデザイン
半カブセ:板の厚みが2cmとすると、半分の1cmが出ているデザイン

天板の縁デザイン

坊主面とり:角部分を丸く坊主頭の様になるデザイン
糸面とり:角部分を1mm程度カンナかけ、角角に見えるデザイン
片ギンナン面とり:角部分をギンナンの実のような形に面とりしたデザイン
さじ面とり:スプーンの様に内側にえぐれているデザイン
ひょうたん面とり:ひょうたんの形に面取りしたデザイン

天板のタイル貼り

テーブルやチェストetcの天板部分にタイル(国産磁器タイル)を木枠の内側に貼っても、 無垢板にしても加工代は変わりません。(メキシカン陶器タイル、イタリアン陶器タイルetc...の場合は国産磁器タイルとの価格差がでます。)

ノブ・兆番

ガラスノブ、真鍮ノブ、陶器ノブも取り扱っております。
木ノブ以外の物を別料金でお求めいただけます。また兆番も各種取り揃えてあります。

棚ダボ

カップボードやキャビネット等の棚板を支えるダボは真鍮のネジ式を使用しております。

色見本

パイン家具

左から
ダークオーク、アンティークオーク、ブラウンアンティーク、アンティーク、ミディアムアンティーク、アンティーク1/2、ワックスのみ

色見本は写真のため、実際の色とは異なる場合があります。
木は、一つ一つ色の吸い込み方が異なるため、色見本とは全くの同色にはならない場合があります。

仕上げ方法

アムスではイギリスのアンティークと同手法で仕上げております。
この手法ですと木の呼吸を妨げないので、使い込むうちに木が自然に変化して味わいを増していきます。

パイン家具

以下の3種類の仕上げ方法があり、どれも人的無害な方法で仕上げております。

  1. アルコール染料着色。その上に蜜蝋WAXで磨きこむ方法
  2. オイルステインにて着色、植物性オイルWAX仕上げ
  3. アルコール染料着色、オイルステイン着色、ウレタンニス仕上げ

オーク家具

アムスでは素地着色と塗膜着色の2段着色法を用いております。以下の3種類の仕上げ方法があり、どれも人的無害な方法で仕上げております。

  1. アルコール染料着色、カラーウレタン着色仕上げ
  2. オイルステイン着色、カラーウレタン着色仕上げ
  3. アルコール染料着色orオイルステイン着色、蜜蝋WAX仕上げor植物性オイル仕上げ

リプロ

パイン家具

アムスでは、パイン家具・オーク家具ともに、アンティークデザインを復元することが可能です。
アンティーク家具は一点ものです。アムスでは過去に取り扱ったアンティーク家具の写真を豊富に持っております。そのデザインをリプロダクションすることが出来ます。

コストダウンする方法

御予算に合わない場合、コストダウンの方法もアドバイスさせて頂きます。
コストダウンの一例として以下があります。

パイン家具・オーク家具

デザイン上引き出しが多い場合は引き出しをやめ、扉(内棚板)に変更するとコストダウンできます。

箱物の場合、側面を框組みデザイン(四方枠組し、中に薄板・鏡板を入れたデザイン)から側面をストレート(一枚の板状態)にすることによってもコストダウンになります。

お手入れ方法

ワックス仕上げの家具のお手入れ方法。

パイン家具・オーク家具

ワックス仕上げの家具だからといって、特別な手入れをする必要はありません。
ただ蜜ろうなどの天然のワックスは、塗れたふきん等でごしごしすると、はがれてしまうため、毎食後にテーブルを水拭きすることはできません。
普段は、から拭きでホコリやよごれをとり、油よごれなどが目立ってきたら、ワックスをかけます。通常、ワックスはよごれを落とす効果のある溶剤が含まれているので、表面を保護する成分の補給と同時に、よごれも落とせるわけです。